趣意書

八千代市睦小中学校支援地域本部教育協議会「睦學友会」設立について 趣意書  

近年、教育に関わる問題として、青少年の犯罪、いじめ、不登校など、様々な事例が新聞で報道されています。こうした背景の中には、都市化、少子化、核家族化及び地域における地縁的な繋がりの希薄化、個人主義の浸透などによる、いわゆる地域の教育力の低下が指摘されています。しかし、睦地区には昔からのおらが地区としての風土が面々として各地区に残り、夏祭りや敬老行事等の諸活動において、各地域の壁を取り払い、つながり合う地域としての力が発揮され、思いやり溢れる睦地区の風土が醸成されています。
近年の都市化の波の中で、失われていこうとしている「あたたかな人々の交流と和のつながり」という灯が睦には燦然と輝いているのです。これら睦の輝きある風土が学校教育や地域社会の健全育成に大きな力となり、潤いのある心豊かな優しさいっぱいの睦、安心安全な睦が形成されていると考えます。
今、学校現場では多様な問題を抱えており、特に新学習指導要領の改訂(小学校は23年度、中学校は24年度から実施)が実施され、その狙いは人間性豊かな児童生徒の育成、創造力や国際人の育成、英語教育の推進、日本の伝統文化の教育等が求められております。更に、職員の高齢化、教員の教育活動の増加、子供たちの安全確保、環境整備等の維持など、多岐にわたって多くの課題があります。
また、世界的な潮流であるグローバリゼーションとIT化は、今後ますます加速して行くと考えられます。隣国の韓国では今、多くの子供が英語で授業を受けています。その中から、自国を飛び出し、世界で活躍している人たちが多く輩出されています。その一方で、最近の日本の若者は英語を話せず、海外にも行きたがらず、美味しいものでも食べて大過なく過ごせればいいといった、活力や意欲に乏しい人が目立ちます。内向きの意識のままでは働く機会も得られなくなる危惧があります。グローバリゼーションへの対応、思いやり溢れる人間を育む教育推進は今後大きな比重を占めてくると考えます。
このような状況の中で、睦の子供たちが21世紀の時代を切り開き、「より良く生きる力」を身につけて行くには、コミュ二ケーションケーション能力の育成、国際交流の基礎となる英語教育、高齢化社会への対応、弱者への思いやりの心、コーディネートできる力、創造表現する力、安心安全な地域環境等々の教育が不可欠なものとなってきます。また、これらの教育には学校と地域が一体となって初めて大きな成果が出てくると考えます。別な視点から言えば、学校だけで教育を担う時代は終わったと言っても過言ではないと考えます。多くの大人が関わり合いながら地域一体となった教育が必要となった時代と言えるのではないでしょうか。その為に既存の組織を見直し、これからの睦小中学校の教育を実りあるものとする組織を設立し、時代を担う子供たちの育成を図って行きたいと考え、仮称 八千代市睦小中学校支援地域本部教育協議会「睦學友会」を設立する運びとなりました。
具体的な活動内容は国際交流事業(シンガポール ヒルグローブ中学校交流)、環境整備事業(校庭整備や樹木伐採)、世代間交流事業(夏休み睦小中スポーツ交流)、伝承文化継承事業(春秋のお茶会)、歴史的遺産の継承事業(小さな旅睦歴史マップ)、睦學友会ホームページ開設等を考えております。
何卒、学校支援活動の趣旨をご理解いただき、ご協力とご支援を宜しくお願い申し上げます。
尚、今後も本会の設立を軌道に乗せるまでは実行委員を中心に多岐にわたって運営事務を遂行して行かなければなりません。3月上旬から下旬にかけて各自治会へ八千代市睦小中学校支援地域本部教育協議会「睦學友会」の趣旨説明と会員募集のお願い等の為、訪問する予定でおります。重ねて趣旨をご理解願い、ご協力とご支援をお願い申し上げます。

~学校支援本部の概略について~

 学校支援本部事業とは、文部科学省が地域の実情に応じて学校教育の支援を行うものとしています。
組織体として、原則、中学校区単位として設置されます。学校支援本部内では学校支援活動の内容や方向性を協議する為、学校長、教職員、PTA関係者、自治会長、青少年健全育成協議会等の関係者などで構成された地域教育協議会を設置します。具体的な支援内容や組織については地域の事情に合わせて設立されます。

睦地区においては、自治会連合会の齋藤勝廣会長を中心として、設立実行委員会を立ち上げ、規約等の準備をしてまいりました。八千代市睦小中学校支援地域本部教育協議会「睦學友会」は文部科学省の学校支援本部政府広報内容の趣旨から名付けたものです。